いまはもう取り壊された古い水門には、鍵もかけられていなかったし、黄色い手すりの階段すらなくて。水門塔の上までコンクリートの壁をよじのぼったのだった。昼寝したり。釣りをしたり。マンガ本を持ち込んで読んだり。せんべいや菓子パンを持って来て食べたりもした。
できたばかりの真新しい水門の入り口には、真新しい錠がかけられていて、入ることができない。それどころか、幾重にも柵が囲まれていて、そう簡単に近づくことすら許されない。けれど、もし、頑丈な階段と手すりに守られた水門の上にのぼったところで、はたして面白いかどうか。
できたばかりの真新しい水門の入り口には、真新しい錠がかけられていて、入ることができない。それどころか、幾重にも柵が囲まれていて、そう簡単に近づくことすら許されない。けれど、もし、頑丈な階段と手すりに守られた水門の上にのぼったところで、はたして面白いかどうか。
