Non sugar chocolate drink 塀から突き出た庭木は縁側に誘い込むように手招きをはじめるし、空を流れる雲は矢印で坂道を下るように先導しようとする。しかし、そんなものに目を奪われてはいけないのだ。ちょっと目を離したすきに、背中のほうから道路工事の音が聴こえてきて、もう、もと来た道を戻ることはできなくなってしまうのだ。いったいいつになったら出られるのだろうと思う不安な気持ちと、この迷子感覚を楽しんでいる気持ちとが入り交じりつつ足を進めると。無糖のチョコレートドリンク以外売り切れの自動販売機がまたあった。