Hiemal firefly 殴りつけるような夏の嵐の夜にも吹き飛ばされなかった森の小枝や葉っぱたちが軽く肩をたたくほどの北風にも揺れて落ちてしまうのはなぜだろう。あの蒸し暑い夕暮れにあれほど多くいた虫たちの声もいまは聞こえることはない。いまは、ただ、冷たい空気のなか、小さな強い光が舞うだけだ。